vol.020｜～入院中の80代のご夫婦～ 退院したら自宅での生活が難しいので老人ホームを探したい

加藤）本日はよろしくお願いいたします。まずは、X様、Z様のご状況から教えてください。

辰村相談員）東京都内の自宅で認知症のZ様（妻）を介護していた夫のX様は、自宅で倒れているところをキーパーソンである娘様に発見され、入院することになりました。

それに伴い、Z様はショートステイを利用することになりましたが、施設内で転倒。関節を痛め、Z様も入院することになりました。

加藤）ご夫婦ともに入院されることになったのですね。

辰村相談員）はい。これまで健康だったX様は病院で寝たきり生活となり、食事をする際には介助が必要で、ペースト状のものを召し上がる状態までADLが低下していました。

そんな中、お二人の退院が迫り、困った娘様がZ様のソーシャルワーカーに相談され、当ワントップパートナー東京東店に「2人入居できる老人ホームを探してほしい」と問い合わせが入りました。

加藤）短期間で施設を見つける必要があるかと思いますが、どのようなご希望があったのでしょうか。

辰村相談員）ご要望は、2人合わせて月額25万円以内に抑えられることでした。都内では、費用面が厳しく少しエリアを拡大してお探ししたところ、神奈川県内にある、娘様も比較的通いやすい介護付有料老人ホームが見付かりました。

立地や費用面などのハード面だけでなく、雰囲気やスタッフの対応も良く、ソフト面も安心できる施設で娘様も「ここは良いですね」とおっしゃり、入居することが決まりました。

加藤）通いやすいエリアに良い施設が見つかって良かったです！施設でのご様子はいかがでしょうか。

辰村相談員）入居日も少し意識がもうろうとしていたX様でしたが、3カ月が経ち、通常食に戻り、ご自身で歩くまで回復されていました。Z様も関節部の痛みが取れ、元気になられていました。

「一時期はどうなるかと思いましたが、ここまで回復できるとは」と喜ばれた娘様の様子に、私も涙が出るほど嬉しく感じています。

加藤）入居施設の適切なケアでお二人とも回復されたのですね。本当に良かったです！

加藤）施設の入居以外でもサポートされたことがあったそうですね。

辰村相談員）はい。入居に際して、諸経費を抑えたいとのことでしたので、当方では家財処分の対応をしました。「老人ホーム紹介以外にもサポートしてくれてありがとう」と感謝の言葉をいただきました。

「入居してもらったら終わり」ではなく、今後も娘様と連絡を取ったり、X様Z様のもとに伺ったりして見守っていきたいと思います。

加藤）入居後も様々な面でフォローしてもらえるとご相談者の方もとても安心されると思います。

辰村さんのご活躍、これからも応援しています！本日はありがとうございました。

辰村相談員）ありがとうございました。

取材・記事：加藤有里子　https://okiruy.com/
okiruy（ｵｷﾙｲ） 2022年設立：ライター、広報支援

経歴：有料老人ホーム運営会社にて広報・マーケティングを行った後、ヘルパーを経験。
亀岡大郎取材班グループ「全国賃貸住宅新聞社」にて取材および取材・広告営業、
「展示会　賃貸住宅フェア」の一切（企画・運営・講演・営業）に携わり大阪支社長代理として
従事。その後、広報支援を行うokiruyを立ち上げる。