老人ホーム施設への紹介事例

INTRODUCTORY CASE

~老人ホーム施設への入居までの実際の紹介事例をご紹介いたします~

vol.24|~認知症をお持ちの80代男性~ 老健の退所期限が迫っているので老人ホームを探したい

施設紹介事例

相談者

ソーシャルワーカーから相談

入居者様の情報

年齢 性別 要介護度 症状 都道府県
80代後半 男性 要介護2 認知症あり 東京都

相談内容

自宅で転倒し、救急搬送され入院した。

その後、老健に入所したが、間もなく期限を迎えるので老人ホームを探したい。

ご対応内容

加藤)本日はよろしくお願いいたします。まずは、X様のご状況から教えてください。

小林相談員)X様は、東京都23区内で奥様と暮らされていましたが、ある日、自宅で転倒しているところを奥様が見つけ、救急搬送されました。

X様は入院してから車椅子生活になり、リハビリのため老健施設に入所されました。

退所の期限が迫り、ご自宅に戻って生活することが困難なため、老健の相談員から当ワントップパートナー渋谷店に老人ホームを紹介してもらえないかと問い合わせが入りました。

加藤)ご自宅での生活が難しい状況だったのですね。奥様はどのような施設をご希望だったのでしょうか。

小林相談員)どのような施設を希望されているか、奥様と奥様のご友人と話しを進めました。

奥様は自立しており認知症もないのですが、足腰が悪いため、スタッフが買い物をしてくれたり、病院へ付き添いしてくれたりと奥様の手間が掛からない施設がご希望でした。

加藤)奥様に代わって色々な面でフォローしてもらえると助かりますね。最終的にどのような施設に決められたのでしょうか。

小林相談員)当社で選んだ3施設を奥様、奥様のご友人と3人で見学に参り、都内の介護付有料老人ホームに絞られました。

そこは買い出しや付き添いサービスの提供はもちろんのこと、スタッフ皆さんホスピタリティが高く、人員配置が1.5対1と手厚いという文句なしの施設でした。

スタッフの方から「こんにちは。いらっしゃいませ」とお声掛けがあり、奥様とご友人お二方とも「アットホームで居心地が良いわね」とおっしゃっていただき、この施設にお決めになりました。

加藤)スタッフの方の対応が良いと安心できますね。皆さまにご納得いただける雰囲気の良い施設が見つかって良かったです!

老人ホーム探し以外にも終活サポートをされたそうですが、具体的にはどのような内容だったのでしょうか。

小林相談員)X様にはお子様が居らず、甥とも疎遠になっています。

入居後に入院などが発生したら奥様が出向く必要がありますが、対応が厳しいことが目に見えているため、任意後見制度をお薦めしました。

奥様にも、将来に備えたほうが良いのではないかとご提案したところ、お二方とも「任意後見契約『移行型』」を利用されることになりました。

加藤)任意後見契約『移行型』という契約があるのですね。どのような契約内容なのでしょうか。

小林相談員)「任意後見契約『移行型』」は任意後見契約と委任契約を組み合わせた契約です。

まず「任意後見契約」とは、認知症などで判断能力が低下した場合、自身に代わって判断・行動してくれる人が必要となりますが、適切な能力のある人を、判断能力がしっかりしている間に頼んでおく契約です。

判断能力はあっても自身では出向くことが難しくなった場合に、代理人に頼むこともできます。そのための契約を「委任契約」といいます。

当社では、司法書士や行政書士などで構成される協会団体に所属し、終活や遺言書作成、相続対策など老いに関するサポートも行っているため、メンバーの行政書士に依頼する形で、「任意後見契約『移行型』」ならびに関連する以下5つを進めました。

①財産管理委任契約…不動産や預貯金の財産の管理を委任する契約。判断能力が低下する前から有効

②任意後見契約…判断能力が低下した際に発効させる

③尊厳死宣言…延命治療など医療の代理承諾

④死後事務委任契約…葬儀や行政への届け出対応

⑤公正証書遺言…遺言の執行、相続

老人ホーム探しにとどまらず、終活サポートを行うことで、将来についてあまり考える機会がなかった奥様が今後も安心して生活できるような環境をご提供できたことと自負しています。

加藤)無事に老人ホーム探しも終えられ、終活サポートもしていただけて、奥様も安堵されたと思います。

本日はありがとうございました。

小林相談員)ありがとうございました。

 

取材・記事:加藤有里子 https://okiruy.com/
okiruy(オキルイ) 2022年設立:ライター、広報支援

経歴:有料老人ホーム運営会社にて広報・マーケティングを行った後、ヘルパーを経験。
亀岡大郎取材班グループ「全国賃貸住宅新聞社」にて取材および取材・広告営業、
「展示会 賃貸住宅フェア」の一切(企画・運営・講演・営業)に携わり大阪支社長代理として
従事。その後、広報支援を行うokiruyを立ち上げる。

紹介した相談員

小林 俊広

小林 俊広ワントップパートナー渋谷店

老人ホーム探しだけではなく、住まいや不動産全般に関わる、高齢者ご本人やご家族の困りごとを解決できるようなサービスを提供しています。

厚生労働省が多職種連携や地域の社会資源の有機的な活用を標ぼうしていますが、自治体や社福、不動産、金融、士業間の結びつきがまだまだ未成熟に感じています。連携を深め、住まいや不動産のエキスパートとして橋渡しできるよう努めて参ります。

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