老人ホーム施設への紹介事例
INTRODUCTORY CASE
~老人ホーム施設への入居までの実際の紹介事例をご紹介いたします~
相談者
入居希望者の友人から相談
入居者様の情報
| 年齢 | 性別 | 要介護度 | 症状 | 都道府県 |
|---|---|---|---|---|
| 80代前半 | 女性 | 要介護4 | 嚥下障害・胃ろう | 東京都 |

相談内容
クモ膜下出血で倒れ入院中だが、退院が迫られているため老人ホームを探したい
今回は、クモ膜下出血により入院中の80代の女性について、女性の友人からご相談を受けた事例のご紹介です。

東京23区内にお住まいのA様は、私が前職で勤務していた医療機関の元患者様で、ご主人とともに北陸まで乗馬に通うなど、年齢を重ねてもアクティブに過ごしてらっしゃいました。
ところが北陸への旅行中にクモ膜下出血を発症し、現地の病院に約3か月間入院。その後、医師の判断で都内の急性期病院に移られ、さらにリハビリ病院に転院されました。しかし3か月が経過し、退院を求められる状況となりました。
A様は嚥下障害が残り、胃ろうでの栄養管理が必要となった結果、要介護4となりました。そんな折、A様のご友人であり、前職の患者でもあった方から「医療対応が可能な老人ホームを探したい」とのご相談があり、当ワントップパートナー大田鵜の木店でサポートさせていただくことになりました。

まず胃ろうを受け入れているホームを探し、3か所を選定。キーパーソンであるご主人とサポートでお越しになった義理の妹様にご提案し、うち2か所の介護付有料老人ホームを一緒に見学しました。
1か所目は施設自体は問題ありませんでしたが、案内スタッフの対応がやや威圧的で、お二人とも不安を感じられました。続いて訪れた2か所目では、スタッフの説明が非常に丁寧で館内も新しく清潔感があり、「ここに決めます」と即決されました。時間の制約もある中、老人ホーム探しから決定まで約2週間とスピーディーに進みました。
しかし入居から2か月ほど経った頃、ご主人は早く回復してほしいとの思いから「手厚いリハビリがない」と不満を抱かれました。ホームではA様の体調に合わせて食事やリハビリを調整していましたが、スタッフとご主人との間でリハビリに対する期待に温度差が生じてしまったのです。

そこで、ご主人から「もっとリハビリに力を入れた施設へ移りたい」と強い希望があり、改めて胃ろう対応に加えてリハビリに特化した介護付有料老人ホームを調べました。
1箇所、「要介護5から要支援まで改善した事例あり」とリハビリ体制を前面に打ち出す施設を見つけ、再びご主人・義理の妹様と見学し、納得されたため、そちらへの転居が決まりました。
新しい老人ホームに入居してから1か月。A様は、以前はベッドで過ごされる時間が長かったのですが、現在は車いすに乗って皆さんと一緒に食事を摂られるようになりました。
リハビリとして「車いすで長い時間過ごすことも大切」という施設の方針で、ご主人も納得のもと、少しずつ活動量が増え、表情も豊かになり、笑顔で過ごされる時間が増えています。
ご主人から「笑顔が増えてきました。ありがとうございます」と喜んでいただいており、私も定期的に訪問して「また参りますね」とお声がけすると、A様はニコッとしてくださいます。今後もご本人・ご主人が安心して暮らせるようサポートしていきます。

取材記者/加藤より
石井 昌子ワントップパートナー大田鵜の木店
「自分の両親に入居してもらいたいか」を基準に老人ホームを選び、ご本人やご家族の気持ちに寄り添うことを大切にしています。このため、しっかり傾聴し、ご本人・ご家族が安心し、納得できるよう伴走しています。
また、亡くなった父親から「どんなときも笑顔でいなさい」と教えられて育ったこともあり、常に笑顔でいることを心掛け、お会いする皆様に敬意をもって接するよう努めています。
今後も、急なご相談や状況の変化にも迅速に対応し、地域の方々に信頼され、頼っていただける存在を目指してまいります。
公開日:2025年11月10日