老人ホーム施設への紹介事例
INTRODUCTORY CASE
~老人ホーム施設への入居までの実際の紹介事例をご紹介いたします~
相談者
ケアマネージャー様からのご相談
相談内容
認知症が進んでいる状態で、一人暮らしている。近隣で1人で買い物中、転倒して骨折。病院に搬送された。相談者である地域包括支援センターのケアマネジャー様より、身寄りがないL様が入居できる施設はないか探してほしいとご相談。
加藤)今回は独居の方がご自宅に戻れないから探してほしいというご相談ですね?
横井相談員)はい、L様は名古屋市内のご自宅で一人住まいでした。
要介護3で、日ごろはデイサービスと訪問介護を利用されていていました。
夫、息子様に先立たれており身寄りがない、いわゆる独居高齢者です。
加藤)そうですか。それは絶対に見つけてあげないといけませんね!
横井相談員)はい、お身体は健康ですが、認知症が進んでいる状態でした。
近隣に買い物に出ているときに転倒してしまい、病院に搬送されました。
発見したのは日ごろからL様を気に掛けているご近所の方でした。
L様はたびたび1人で出歩くことがあり、様子を心配されていたようです。
加藤)やはり、地域のコミュニティの方でコミュニケーションを日ごろからとっていただける方は
本当に必要ですね。今多くの自治体でも身近のコミュニティを強化しなくてはいけないとずっと
言われておりますが、なかなか浸透しにくいところでもありますが、今回はすぐに見つけて
いただけて本当によかったですね。
横井相談員)はい、入院中から車いすで生活されるようになり、
ご自宅に戻ることはもはや困難です。
身寄りがないため、退去してからどのような所に入居してもらえば良いのか、
地域包括支援センターのケアマネジャー様は考えあぐねて当店に相談いただきました。
加藤)そうだったのですね。
横井相談員)はい、L様は認知症であること、車いすを使用されていることに加えて、
温厚な性格であり、テレビがお好きでずっとご覧になっているということが分かり、
施設形態はグループホームしかないと一択でした。
名古屋市内では満床になっていることが多いですが1室、空いている施設に当たることができました。
加藤)それはよかったですね。
横井相談員)地域包括支援センターのケアマネジャー様、病院の相談員、
身元保証会社のスタッフと連携を取り、そのグループホームへ入居いただく方向で話を進めました。
身元保証人が必要であるため、通常の契約と異なり手続きは煩雑でしたが、
ご入居はスムーズにしていただくことができました。
L様は入居されてからすぐグループホームの環境に馴染むことができ、
レクリエーションに参加されたり、入居者と話したりと楽しんでお過ごしとのことです。
骨折箇所が少しでも良くなって、再び歩くことできるようになればと切に願うばかりです。
加藤)本当にそうですね。本日はありがとうございました。
横井相談員)ありがとうございました。
取材・記事:加藤有里子 https://okiruy.com/
okiruy(オキルイ) 2022年設立:ライター、広報支援
経歴:有料老人ホーム運営会社にて広報・マーケティングを行った後、ヘルパーを経験。
亀岡大郎取材班グループ「全国賃貸住宅新聞社」にて取材および取材・広告営業、
「展示会 賃貸住宅フェア」の一切(企画・運営・講演・営業)に携わり大阪支社長代理として
従事。その後、広報支援を行うokiruyを立ち上げる。
横井康弘ワントップパートナー名古屋東部店
今後の目標や気をつけていること 老人ホーム紹介を始めた当初は、相談者や入居される方の理想を叶えることが大切だと思っていました。しかし、問い合わせや相談を受ける中で、その方が何に一番重きを置いていて、どのような施設をご提案したら良いか擦り合わせていくことが重要であることが分かりました。 相談者さまはケアマネジャーさまなど介護従事者ではなく、ご子息など介護のことについてほとんど知識を持ち合わせていない方も多くいらっしゃいます。そのため、施設の違いやケア、料金など、できるだけ分かりやすい言葉でお伝えして、入居される方が最適に過ごせるプランになるよう、相談者と焦点を合わせていけるよう心掛けています。 老人ホーム紹介はヘルパーの仕事とは異なり、ケア以外のさまざまな知識が必要になります。これからも勉強しながら、より多くの相談者に自らアプローチしていって、お困りの方のお役に立つことができるよう努めていきます。