老人ホーム施設への紹介事例
INTRODUCTORY CASE
~老人ホーム施設への入居までの実際の紹介事例をご紹介いたします~
相談者
義理の娘から相談
入居者様の情報
| 年齢 | 性別 | 要介護度 | 症状 | 都道府県 |
|---|---|---|---|---|
| 90代前半 | 男性 | 要介護2 | 認知症なし | 東京都 |

相談内容
同居する息子夫婦は共働きのため退院後の在宅介護が難しく、安心して暮らせる施設を探したい
今回は、転倒し入院されている90代の男性について、同居する義理の娘様からご相談を受けた事例のご紹介です。

東京23区内で息子様ご夫婦と同居しているB様は、年齢相応の物忘れはあるものの、元気にお過ごしでした。私が前職で勤務していた医療機関の元患者様でもあり、以前から面識のある方です。
そんなB様は下痢が続くことが多く、トイレの失敗をしてしまうこともありましたが、現役時代は新聞記者・編集長として長年活躍されており、そのプライドから家族に打ち明けることができませんでした。
ある日、B様は転倒して入院することに。リハビリを続けていましたが、息子様ご夫婦ともに仕事をしており、在宅での介護は難しい状況でした。そこで義理の娘様から「父が退院する予定だが、共働きで介護が難しいため、老人ホームを探したい」と、当ワントップパートナー大田鵜の木店に相談をいただきました。

B様は当初、施設入居を断固として拒んでおられました。しかし、今後の生活やサポート体制についてご説明し、じっくり話を重ねる中で、気持ちに変化が見られるようになりました。
さらに、現在、B様の主治医を務めている医師が、私がご提案した介護付有料老人ホームの主治医でもあり、「ここなら安心して暮らせますよ」と背中を押してくださいました。これをきっかけに、B様は体験入居を決断されました。
体験入居では、トイレの失敗など家族には頼みにくいこともスタッフに素直に相談できる環境であることを実感し、大きな安心感を得られました。さらに、施設内で出会った上品で素敵な淑女に心惹かれ、「ここなら自分らしく過ごせそうだ」と感じたことも、決断の後押しとなりました。スタッフの丁寧な対応もあり、B様は体験入居後、そのまま本入居を決められました。
入居前のB様は、どちらかといえば頑固でプライドの高い一面がありましたが、淑女との出会いにより「元気な姿を見せたい、認めてもらいたい」という気持ちが芽生え、毎朝6時半から自主的にリハビリマシンで運動を続けるようになったのです。足腰は見違えるほど回復し、今では軽快に歩けるまでになりました。
また、B様は元々、とてもおしゃれな方でしたがさらに火がつき、自宅に戻ってクローゼットの洋服を一式持ち込むほど身だしなみに力を入れるようになりました。こうした変化の中で、B様は性格も以前より穏やかになり、表情も明るくなりました。長年のお付き合いですが、これほどいきいきとされたご様子を見るのは初めてです。

週末は息子様ご夫婦のもとで過ごし、平日には息子様が仕事帰りにホームを訪れて一緒に晩酌を楽しむことが習慣になっています。
二拠点での生活の中で、ご家族・スタッフ、そして淑女との交流を楽しみながら、穏やかな毎日を送られています。入居をきっかけに、ここまで前向きに変わるのかと感じました。
ご本人がもっと楽しく生活しようと思える環境をご提供できたことが何より嬉しいです。

取材記者/加藤より
石井 昌子ワントップパートナー大田鵜の木店
「自分の両親に入居してもらいたいか」を基準に老人ホームを選び、ご本人やご家族の気持ちに寄り添うことを大切にしています。このため、しっかり傾聴し、ご本人・ご家族が安心し、納得できるよう伴走しています。
また、亡くなった父親から「どんなときも笑顔でいなさい」と教えられて育ったこともあり、常に笑顔でいることを心掛け、お会いする皆様に敬意をもって接するよう努めています。
今後も、急なご相談や状況の変化にも迅速に対応し、地域の方々に信頼され、頼っていただける存在を目指してまいります。
公開日:2025年11月10日 更新日:2025年11月11日