老人ホーム施設への紹介事例
INTRODUCTORY CASE
~老人ホーム施設への入居までの実際の紹介事例をご紹介いたします~
相談者
ご本人から相談
入居者様の情報
年齢 | 性別 | 要介護度 | 症状 | 都道府県 |
---|---|---|---|---|
60代前半 | 男性 | 要支援1 | 右半身麻痺 | 愛知県 |
相談内容
片麻痺があり、家族に迷惑をかけたくないので早めに施設入居を検討したい
今回は、右半身麻痺を抱える60代の男性について、ご本人からご相談を受けた事例のご紹介です。
目次
豊田市内でご夫婦で暮らすK様は、若い年齢ながら脳梗塞・脳出血の影響で右半身麻痺を抱えていました。自立生活は可能でしたが、家族に迷惑をかけたくないとの思いから、施設入居を検討されました。
奥様は仕事のため自宅生活を継続され、息子様・娘様は独立していることから、入居の意思決定はK様ご本人が主体的に進められました。
地域包括支援センターから紹介会社3社を案内され、K様は各社に連絡。当「ワントップパートナー西三河店」にも直接お問い合わせいただきました。対応の早さもあり、そのまま当店で担当させていただくことになりました。
施設入居に関して、K様が重視されたのは下記の4点でした。
①犬と同居できること
②駅に近く外出しやすいこと
③きれいであること
④静かでプライバシーが保てること
犬は自宅に残すこともできましたが、奥様の帰宅が遅い日もあり「犬が寂しいのでは」と心配されていました。犬は精神的な支えでもあるため、ペット可は最重要条件でした。
また、高齢者同士の交流よりも「自分らしい生活を快適に送れる環境」を優先されましたが、該当する施設はほとんどなく、名古屋市内にあるサ高住を見つけ、K様と見学したたところ、「駅近で買い物もでき、ゆったりとした生活が過ごせそうだ」と納得され、ここに入居することが決まりました。
入居準備の際、「家電を一人で購入するのは大変。付き添ってほしい」との相談を受け、家電量販店に同行しました。テレビ台や掃除機、暖房便座を検討し、重量や機能をチェックしながら商品を決めていきました。便座に関しては麻痺がおありなので、自動洗浄機能付きを提案し、購入されました。
K様からは「細かいアドバイスまでありがとう。それに、一人だったら、疲れきってしまってこんな買い物はできていないよ」と嬉しいお言葉をいただきました。
豊田市から名古屋市への引っ越しサービスも提供し、送迎・荷物搬送・段ボール開梱に加え、入居手続きまで立ち会いました。ご本人・奥様からは「施設の方が対応されない部分をやってくれた」ととても喜んでいただけました。
入居当初、犬が玄関前で鳴くことに対して他の入居者から苦情がありましたが、すぐに落ち着き解消。現在は犬も穏やかに過ごしており、K様は「私もペットも本当に快適」と話されています。
お住まいのサ高住について、「サービスや設備の質を考慮すると、より高い料金設定でもおかしくないと感じるほど、非常に満足している」と評価されています。
生活が安定する中で「仲の良い人を作りたい」との心境の変化もあり、幅広い年齢層の入居者の中で話し相手を探そうとされています。
取材記者/加藤より
藤岡 哲也ワントップパートナー西三河店
施設紹介にあたって「本人や家族の気持ちを丁寧に聴き、全員の意見を漏れなく受け止める」ことを心掛けています。家族の意向と本人の希望が食い違う場面も少なくありませんが、双方が納得できる落としどころを探すよう努めています。
また、いただいたご相談にはスピード感を持って対応しています。そのなかで、ご家族やケアマネ、地域包括から「ありがとう」と感謝の言葉をいただけることも多く、やりがいを感じています。
今後も一つひとつの出会いを大切にし、地域の皆さまから「相談してよかった」と思っていただける存在を目指してまいります。
公開日:2025年9月30日 更新日:2025年10月1日