老人ホーム施設への紹介事例
INTRODUCTORY CASE
~老人ホーム施設への入居までの実際の紹介事例をご紹介いたします~
相談者
ケアマネジャーから相談
入居者様の情報
年齢 | 性別 | 要介護度 | 症状 | 都道府県 |
---|---|---|---|---|
80代後半 | 女性 | 要介護1 | 認知症あり | 東京都 |
相談内容
詐欺に遭ったり、娘からお金を無心されたりして不安なため老人ホームを探したい
今回は、認知症をお持ちで一人暮らしの80代の女性について、ケアマネジャーからご相談を受けた事例のご紹介です。
東京23区内でお一人暮らしのX様は、認知症を発症されているものの、足腰はしっかりされていました。
3年ほど前、他の紹介会社に依頼して老人ホーム探しを行い、海外在住の息子様も一時帰国して見学に同行されましたが、条件に合う施設が見つからず入居には至りませんでした。その後も同様の状況が続き、なかなか入居先は決まらなかったそうです。
X様には息子様と、神奈川県内にお住まいの娘様がおられます。お二方ともキーパーソンですが、娘様はうつ病を患っていることに加え、長年にわたり金銭を無心してきた経緯があり、X様は「私の育て方が悪かった」と深く悩んでおられました。
さらにリフォーム詐欺にも遭い、不安が募ったため、ケアマネジャーを通じて当ワントップパートナー世田谷三宿店にご相談をいただきました。
施設探しでは、資金を娘様に持っていかれないよう配慮しながら、息子様とも連携して進めることに。息子様は海外在住ながら自営業で、必要な時はすぐ帰国できる状況にあり、息子様の娘様(X様のお孫様)は都内で学生生活を送っているため、サポートが可能な環境でした。
X様は資産が限られていたため、候補は2か所に絞られました。当初は娘様も見学に同行予定でしたが、途中で連絡が取れなくなり、最終的にはX様と息子様、私の3人で見学。費用が抑えられつつサービス・内装ともに整った介護付有料老人ホームへの入居が決まりました。
息子様には改めて「娘様との距離を保つこと」をご提案し、年金や残りの資金を息子様に管理していただくことにしました。入居準備にあたり、ご本人の揺れるお気持ちをお聞きしながら前向きに整えつつ、お名前シールを作成して衣類に貼付し、荷物の選定や梱包を進めました。
入居当日はレンタカーを借り、準備した荷物を積み、ご本人と息子様とともに移動しました。途中、忘れ物に気づき、X様と息子様にはホームで手続きを進めていただき、私が鍵をお借りして取りに戻る場面もありました。
入居当初、X様は「食事をあまり摂っていないの」と話されていましたが、その後は食べられるようになられたのか、徐々にふっくらされ、笑顔も見られるようになり、私も安心しました。
入居後しばらくは、施設と息子様の間で連絡や報告を仲介し、スムーズな情報共有に努めてきましたが、現在はX様のタブレット端末を通じて、ホーム側と息子様とが直接連絡を取り合っておられます。
これからも不安な思いをされないよう、定期的にご様子を伺い続けていきたいと思います。
取材記者/加藤より
西 由香ワントップパートナー世田谷三宿(みしゅく)店
これまで長年、ケアマネとして在宅から施設までさまざまな現場を見てきた経験を強みに、ご本人やご家族に対して担当者の発言や介護用語の意味を分かりやすく説明し、必要に応じて掘り下げて確認するよう心掛けています。
ソフト面・ハード面ともに「おせっかい」と思われるくらい丁寧に状況をお伺いし、ご利用者だけでなくキーパーソンも不安なく暮らせるようご提案しています。
これからも、きめ細やかな対応と事前確認を大切にし、日々、自転車で駆け回りながら「西さんを頼れば大丈夫」と思っていただけるよう努めてまいります。
公開日:2025年9月24日