老人ホーム施設への紹介事例
INTRODUCTORY CASE
~老人ホーム施設への入居までの実際の紹介事例をご紹介いたします~
相談者
ケアマネジャーから相談
入居者様の情報
年齢 | 性別 | 要介護度 | 症状 | 都道府県 |
---|---|---|---|---|
80代後半 | 女性 | 要介護1 | 椎体骨折・せん妄 | 鹿児島県 |
相談内容
在宅生活が困難となったため、老人ホームを探したい
今回は、猫と暮らす生活保護受給者の80代の女性について、ケアマネジャーからご相談を受けた事例のご紹介です。
鹿児島県内のアパートに独居住まいのX様は、長年一緒に暮らしてきた猫と共に穏やかな日々を送っていましたが、椎体を骨折され、急遽入院することになりました。
入院先では愛猫と離れたことへの強い不安から、せん妄の症状が出現。病室で叫ぶなどの行動がみられたため、退院を余儀なくされご自宅で過ごすことになりました。
退院後はこれまでどおり、訪問介護サービスを利用されていましたが、介護サービスの利用回数では支援が追いつかず、X様の次女が毎日、仕事とご家庭の家事の合間を縫って食事の支度に通われていました。
しかし、フルタイムで働かれている中での介護は心身ともに大きな負担となり、限界を感じた次女様からケアマネジャーに相談されて、そこから当ワントップパートナー鹿児島中央店にご連絡をいただきました。
次女にお会いして条件をお聞きしたところ、 必須条件は下記の2点でした。
①生活保護受給者として受け入れてくれること
②ペットの猫も一緒に暮らすことができること
これらの条件はハードルが高い上に、「できるだけ早く入居したい」との希望もありました。
X様には4人の娘様がいらっしゃいますが、長年連絡を取っておらず、疎遠な関係だったため、介護は次女がひとりで担ってこられた状況でした。
「どうしたら良いのか分からない」と不安を抱える様子に、「なんとかします」とお伝えし、全力で施設探しを行いました。
施設に電話を掛けては断られる日々が続き、「ペット可をやめた」と言われることも多く、30〜40件近くの施設に問い合わせを行った結果、ようやく鹿児島市内で条件に合致する住宅型有料老人ホームが見つかりました。
この施設はペットの有無によってフロアを分けており、室内飼育が認められている環境で、「猫と一緒に暮らせて食事も提供してもらえるなんていうことはないです」とお2人ともとても喜んでくださり入居することが決まりました。
入居当日は、アパートから荷物の搬出を少しお手伝いして立ち合いをさせていただきました。X様は現在「要介護1」の認定ですが、骨折後の身体状況をふまえ、施設側で区分変更申請を進めていただいているところです。
自宅とは異なる環境ですが、ペットと一緒のため、入院時に現れたせん妄はなく、穏やかに生活されており、とても安堵しています。これからも定期的にお邪魔して、お顔を拝見したいと思っています。
取材記者/加藤より
前原 慶太ワントップパートナー鹿児島中央店
ケアマネやソーシャルワーカーから相談いただいた際、進捗状況を細かく共有し、不安なくお任せいただけるよう心掛けています。また、入居後にトラブルや不穏な状態にならないよう、事前の情報提供や確認を入念に行うことも大切だと認識しています。
鹿児島では、「家族が親の介護をするのが当たり前」という考え方がいまだ残っており、老老介護や介護疲れでご本人・ご家族ともに心身ともに限界を迎えるケースもあります。
こうした背景もふまえ、老人ホームで安心して過ごせる選択肢があること、また、在宅生活を続ける場合でも訪問介護サービスなどを活用することで、介護の負担を軽減できることをもっと地域に浸透させていきたいと感じています。
施設入居の際には、形態やサービス内容をできるだけ分かりやすく説明し、ご本人・ご家族の状況に合わせたプランをご提案できるよう努めています。今後も、「ここに相談してよかった」と思っていただけるよう、きめ細かな対応を大切にしながら「鹿児島でナンバーワンの相談員」を目指してまいります。
公開日:2025年7月8日
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