老人ホーム施設への紹介事例
INTRODUCTORY CASE
~老人ホーム施設への入居までの実際の紹介事例をご紹介いたします~
相談者
ソーシャルワーカーから相談
入居者様の情報
年齢 | 性別 | 要介護度 | 症状 | 都道府県 |
---|---|---|---|---|
70代前半 | 男性 | 要介護1 | パーキンソン病 | 埼玉県 |
相談内容
現在、骨折により一時的に老健に入所しているZ様。元々の住まいはサ高住だが、退去勧告が出ているため新たな施設を探したい
今回は、ハラスメント行為により退去勧告を受けた70代男性について、ソーシャルワーカーからご相談を受けた事例のご紹介です。
Z様は骨折で入院した後、埼玉県内の老健に入所していました。入院以前はサービス付き高齢者向け住宅に暮らしていましたが、ハラスメント行為が見られたため、退去勧告を余儀なくされました。さらに、脚の状態も悪化していたことから、退去しても元の住まいには戻れない状況でした。
Z様には身寄りがおらず、身元保証会社を利用されていましたが、その保証会社も対応に苦慮している状況だったため、老健のソーシャルワーカーより、当ワントップパートナー戸田店にご相談をいただきました。
現役時代は企業の重役としてご活躍されていたZ様。その名残か、初対面の際には強い警戒心をお持ちで、なかなかお話を聞いていただけませんでした。
しかし、こちらの話にも耳を傾けていただけるよう、何度も足を運び、少しずつ信頼関係を築いていきました。そのうち、徐々に心を開いてくださり、繁華街へ行くのが趣味であることや、仕事での武勇伝などさまざまなエピソードを聞かせていただけるようになりました。
Z様の脚の状態を診てもらうため、整形外科に同行したところ、右膝の関節がなくなっており、将来的には手術が必要なほど悪化していることが分かりました。
さらに、パーキンソン病も併発していることが判明。のちに動けなくなるため、リハビリを行っていくよう勧められました。
これらの情報は、ご本人や保証会社も把握していないことばかりだったため、Z様ご自身がセカンドオピニオンを希望され、複数の医療機関を受診されましたが、診断や対応方針はどこも一致していました。
そこで、私からZ様に「通院費も時間もかなり費やしましたし、これからリハビリを頑張って、繁華街に遊びに行きましょう」とお伝えすると、納得いただき、ホスピス型で、理学療法士が在籍している施設を探すこととなりました。
Z様のご希望は、下記の2点でした。
①繁華街に近い立地であること
②安価で入居できること
条件に合致する住宅型有料老人ホームを1カ所、サ高住を2カ所ご提案し、一緒に見学に行きました。
このうち、住宅型有料老人ホームは東京23区内にあり、設備が整っているうえ外出も可能。Z様の体調や生活スタイルにも適していました。
そして何より施設長がとても親身に話を聞いてくださったことが決め手となり、Z様ご本人から「ここが良いと思うけど、阿部さんはどう思う」とご相談いただき、最終的にその施設にご入居が決まりました。
ご入居にあたっては、サ高住にある荷物の片付けや、引越しの手配、入居当日の立ち合いのほか、住所変更など事務手続きも対応させていただきました。
さらに、Z様が静岡県内に所有されている土地の売却についてもご相談いただき、現在は査定などの準備を進めている段階です。
Z様が入居されてから4カ月ほど経ちますが、当初よりも穏やかなご様子で、トラブルというトラブルもなく、リハビリにも前向きに取り組んでいらっしゃいます。
今後も定期的に様子を見守りつつ、不動産面のサポートも続けてまいります。
取材記者/加藤より
阿部 怜(あべ れん)ワントップパートナー戸田店
「他の紹介会社がしないことをしよう」をモットーに、身寄りのない方や入居に関するトラブルを抱えている方にも対応できる施設紹介を行っています。
「紹介して終わり」ではなく、トラブルを未然に防ぐためにご本人へのアドバイスを行い、入居後もご本人やキーパーソン、施設側と密に連絡を取りながら、継続的なサポートを心掛けています。
また、どんなご相談にもスピード感を持って対応し、可能な限り即日対応を心がけ、ご提案までスピーディに行うよう努めています。
老人ホームの紹介にとどまらず、家財処分など入居に関わる業務を自社で一貫して対応できる体制を構築する予定です。現在、埼玉県を拠点に活動していますが、今後は私の地元である大阪にも拠点を設けることを目指しています。
公開日:2025年5月8日
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