老人ホーム施設への紹介事例

INTRODUCTORY CASE

~老人ホーム施設への入居までの実際の紹介事例をご紹介いたします~

80代半ば/女性/要介護2/車椅子利用 静岡県

施設紹介事例

相談者

ケアマネージャー様からのご相談

相談内容

大腿骨を骨折し、老健で車椅子での生活をしているX様。要介護2から要支援2へと改善したが立位は難しく、移動する際に介護が必要。それゆえ、自宅での生活は難しいが、老健側の都合で2週間後に退所しなければならないため、入居できる施設を一刻も早く探してほしい。

ご対応内容

加藤)X様の施設について問合せが入ったとのことですが、どちらからご紹介がありましたか。

土井相談員)今回は介護老人保健施設のケアマネージャー様からのご紹介でした。

加藤)どんな状況の方だったのでしょうか。

土井相談員)要介護2だったX様は右の大腿骨を骨折して老健施設で生活されていました。
 介護度は要支援2に移行して改善したものの、立位が難しく移動する際に介助が必要でした。

 老健に入所するまでは、ご自宅で息子様とお二人で暮らしてらっしゃいました。始めにお聞きした際には在宅も考えられるかと感じましたが、息子様が夜勤のお仕事もおありで様子を見られるのが難しいため、お二人とも施設の入居を望んでいるということでした。

加藤)息子様も働きながらの介護ではお互いにつかれてしまうのに、夜勤まであるとなかなか厳しいですよね。

土井相談員)はい、X様は人付き合いが上手な方ですが、読書をしたり文字を書いたりと一人の時間を大切にされておられました。

 一方、回復するにつれて、不安になるなど落ち込んでしまうこともあり、睡眠導入剤を服用されていました。
 
 息子様は不安なため、施設入居を望んでおられますが、新聞を届けたりお話をしたりと頻繁に通うことができる場所で探したいとのことでした。

加藤)そうだったのですね。頻繁に通われるのであればより近い施設の方がいいですが、施設が限られてきてしまいますね。

土井相談員)はい、ただとても良い施設があり、それらの状況を鑑みて、ご提案したのは、2箇所の住宅型有料老人ホームでした。

 X様は老健のコロナ対策で外出できなかったので、息子様と私とで見学に参りました。ただ、X様にも見ていただきたいのでケアマネジャー
を通じて施設の様子について写真や動画で届けました。
 その結果、施設長の人柄やX様、息子様目線で説明してくださった小規模な住宅型有料老人ホームに決まりました。

 説明もさることながら、良心的な価格であるうえ、リハビリに力を入れていること、入居者お一人おひとりに合わせてその人のペースを尊重されている点など総合的にX様に合致していることが非常に大きなポイントでした。

加藤)立位が難しい状態であられるので、リハビリに力をいれている点も決め手の一つですね。それに加えて1人ひとりのペースに合わせてくれるところも安心できますね。

土井相談員)そうなんです。実際、入居されてから何度かX様を訪問いたしました。
 入居して間もなくはお身体に痛みもありましたが、次第に緩和されリハビリも楽しめるようになったそうです。

 「私1人では履けなかった靴下が履けるようになったの」と笑顔でおっしゃっており、睡眠導入剤を服用せずぐっすり眠れるようになったそうです。

 息子様も週に一度、新聞や洗濯した衣類を届けている中で、身体的にも回復しつつあり、にっこりする頻度が増えたと大変喜んでくださっています。さらに良くなられる気がしていて、この施設をご紹介できて本当に良かったなと感じています。

加藤)体調面も精神面も回復していらっしゃるのですね。このままさらに良くなってもらいたいですね。本日はありがとうございました。

土井相談員)はい。ありがとうございました。

 

取材・記事:加藤有里子 https://okiruy.com/
okiruy(オキルイ) 2022年設立:ライター、広報支援

経歴:有料老人ホーム運営会社にて広報・マーケティングを行った後、ヘルパーを経験。
亀岡大郎取材班グループ「全国賃貸住宅新聞社」にて取材および取材・広告営業、
「展示会 賃貸住宅フェア」の一切(企画・運営・講演・営業)に携わり大阪支社長代理として
従事。その後、広報支援を行うokiruyを立ち上げる。

紹介した相談員

土井千秋

土井千秋ワントップパートナー静岡東部店

今後の目標や気をつけていること  ケアマネジャー様やご家族様などの、ご相談者が限界を感じて当方に相談いただくことがほとんど全てです。困りごとをくみ取れるよう、ヒアリングして会話を重ねていくように心掛けています。ご要望をすべて叶えるのは難しいですが、潜在的な問題を含めて一緒に整理して、相談者や入居される方が良くなるよう進めています。その際に、ゴールを「老人ホーム入居」に設定するのではなく、その先の生活に重点を置いてご提案しています。今後も施設のリサーチを含め、情報にアンテナを張り、「この人に任せれば安心できる」と思ってもらえるよう、一つ一つの相談に向き合って参ります。同時にグループ会社で行っている不動産売買にもつなげられるよう、努めたいと思います。

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