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10分でわかる介護施設シリーズ②特別養護老人ホーム

 

超!わかる 介護施設シリーズ

10分でわかる介護施設シリーズ②特別養護老人ホーム

特別養護老人ホームとは

対象者は常時介護が必要な方、自宅で生活が困難な方が入所し日常生活上の支援や介護を受ける施設です。

入所時は原則として要介護3以上の認定が必要です。

介護1・2の方は、特別な理由がないと原則入りづらいです。

 

特別養護老人ホームの種類は3種類あります。

①広域型特別養護老人ホーム

②地域密着型特別養護老人ホーム

③地域サポート型特別養護老人ホーム

広域型特別養護老人ホーム

どこに住んでいても申込が可能です。一般的に聞く特別養護老人ホームを略して「特養」は広域型のことで、主に「定員30名以上」の特養のことです。都心部の特養は多くの待機者がおりますが、場所にこだわらなければあいている地域の特養へ申込することも可能です。

地域密着型特別養護老人ホーム

「定員29名以下」の特養は「地域密着型特別養護老人ホーム」と言われています。ここは地域に根差した住まいとして小規模での受け入れをしています。
そのため、施設が所在する市区町村に住民票がある人しか申込をすることができません。

地域サポート型特別養護老人ホーム

在宅介護をしている人を対象にしているのが地域サポート型特別養護老人ホームです。24時間年中無休で見守り体制を整えてサポートするのがこちらの施設です。

入居条件や費用相場は?

 

メリット・デメリットについて

特別養護老人ホームのメリット

・「費用は安い!」

・24時間体制で介護が受けられる

・基本的には最期看取りまで

特別養護老人ホームのデメリット

・入居できるのが原則要介護3以上

・人気があるので入居までに時間がかかる

医療体制に限界がある

 

費用について

大まかな費用

・入居一時金は不要

・介護サービス費、居住費、食費など。月額約8万円台~13万円台。
(※介護度、居室タイプ、加算、軽減により異なりますので、きちんと施設に確認してください!)

特別養老人ホームに早く入るコツ

 まずは敵を知ることです。どんな風に入所の候補者が決まっているのかを知ることが大事です。

特養の入居判断基準

・要介護度

・申し込みの期間日数

・住居の状況

総合的に必要度を点数化して、施設ごとに判定が出されます。
既に申し込みをされている方の注意点!
→要介護度が上がったら、必ず申し込んだ施設に連絡してください!

そして、これから申し込みを行う方は、
・特別養護老人ホームを複数申し込む

定員の多い施設から申し込む
→優先順位を決めること!定員数を調べたい時は、市区町村の役所や地域包括支援センターのケアマネさんに聞いてみるのもおすすめです!

待機者の少ない施設(遠方の施設)から申し込む
※特養併設のデイサービスやショートステイなどを利用すること

特別養護老人ホームは退去することはある?

特養に入ったからと言って安心はできません。体調の悪化などにより病院などへ入院するなど医療的ケアが必要な場合は病院へ入院しながら特養のお部屋も維持することになります。ただ、3ヶ月を超える入院またはそれ以前に施設側から退去するように相談がある場合などは退去しなくてはなりません。

また、認知症が悪化すると、大声を出すだけでなく、周りの入所者や職員に対して暴力をふるったり迷惑をかけてしまうなどのケースが発生する場合、施設側より退去するように言われることもあります。

施設へ入居したら、定期的に訪問し、施設での状況などは常に確認しておきましょう。

 

以上、特別養護老人ホームの概要でした。

監修

福井寛之(ふくい ひろゆき)

社会福祉士・介護福祉士・介護支援専門員(ケアマネージャー)
You Tuber 福祉の福ちゃん
経歴:特別養護老人ホーム、デイサービスで7年の介護経験。
在宅介護支援センター、地域包括支援センターで14年経験、センター長として勤務。
小学校、中学校の授業を通して認知症講座を開催。
在宅福祉の相談に数多く関わってきた経験から、また、認知症の祖父母を在宅で介護、看取りを行った経験から様々な講演を開催。

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