vol.012｜～介護施設に入居中の80代女性～ 施設の環境が良くないので別の老人ホームを探したい

加藤）どうして劣悪な環境だと考えられてのですか？

犬伏相談員）今回は「現在の施設で暮らす母親を退去させたい」。そんな問い合わせが息子様より当方に入りました。ほとんど介護についての知識がなかった息子様は安価で介護をしている横浜市内の某施設を見つけ、Q様は入居されました。戸建て住宅を改修した老人ホームのようで、当初は特段問題なくお過ごしでした。ところが、息子様が所用で連絡した際にスタッフの対応に違和感を感じました。後で訪問したところ、施設内に物があふれかえっていたり、異臭を放っていたりなど劣悪な環境で、スタッフも憔悴しきっていて、とても介護を任せられる施設とは言えない状況だったそうです。

加藤）それはすぐに相談しますね。

犬伏相談員）困った息子様より当方に、同じくらいの価格帯でどこか転居できる施設はないかと相談をいただきました。その価格帯の老人ホームは、横浜市内では満床になっていて空いていないこと。市内の特別養護老人ホームもいつ入居できるか分からないことなどから判断し、茨城県内にある特別養護老人ホームを存じていたので、ご提案することにしました。同特養は、郊外ということもあり空床がありました。横浜から車で1時間半ほどでたどり着くことができます。息子様は興味を持たれ、一緒に見学に参りました。施設は立派な上、看護師が常駐しケアが行き届いています。さらに費用も、お住まいだった無認可老人ホームより安価であったため、迷いなくそちらに転居されることになりました。

加藤）少し遠いですが、環境も値段もよかったんですね。

犬伏相談員）Q様は生活環境が大幅に改善され快適に過ごされているようです。少し遠方とはいえ、1時間半で行くことができますし、息子様は大変満足され、私も安心しました。　

加藤）それは良かったですね。本日はありがとうございました。

犬伏相談員）こちらこそ、ありがとぐうございました。

取材・記事：加藤有里子　https://okiruy.com/
okiruy（ｵｷﾙｲ） 2022年設立：ライター、広報支援

経歴：有料老人ホーム運営会社にて広報・マーケティングを行った後、ヘルパーを経験。
亀岡大郎取材班グループ「全国賃貸住宅新聞社」にて取材および取材・広告営業、
「展示会　賃貸住宅フェア」の一切（企画・運営・講演・営業）に携わり大阪支社長代理として
従事。その後、広報支援を行うokiruyを立ち上げる。